フリーランスは信用がすべて!トロいやつに未来はない

フリーランスに必要なのは「才能」ではなく「信用」だ

フリーランスをやっていると、「自分はスキルがあるから大丈夫」と思い込んでいる人をよく見ます。

でも現実は違います。実力だけでは仕事は続かない。信用がなければ、どんな才能もただの飾りだ。

たとえるなら、超絶面白い漫談師がいるとしても、ライブの開演時間にいつも楽屋にいないようなものです。
漫談力より前に、観客がいるステージに立つことができないとなればどんなに才能があっても全く意味がない。

実力があっても信用がなければ終わりだ

信用を失ったフリーランスは、スポーツカーに水を入れて走ろうとしているようなもの。
見た目はかっこよくても、中身が台無しで一歩も進めない。

信用があるから次の仕事につながる

仕事が続く理由は一つ。「安心感」です。
「次もこの人にお願いしたい」と思わせるのは才能じゃなく信用だ。
逆に信用ゼロなら「二度と頼むか」と思われます。

仕事仲間に選ばれる基準

最後に選ばれるのは「信じられる人」だ。
「天才的だけど不安な人」より、「凡人でも安心できる人」の方が圧倒的に勝つ。

トータル山本

私はよく企業のCM動画やPR動画を作るのですが、正直、才能なんて全くありません。(きっぱり)
それでも多くの企業からお仕事をいただけているのは、レスポンスの速さや納期を守るといった姿勢が評価されているからだと思う。

信用を削り取るフリーランスの共通点

信用を失うフリーランスの行動は、見ていてコントのネタかと思うくらい典型的です。ここでは10個の“やらかし例”を挙げます。もし心当たりがあれば、すぐに直してください。

1. 遅刻・ギリギリ行動で信頼ダウン

毎回「すみません、ギリギリになりました」。もうそれは口癖じゃなく“信用破壊兵器”だ。

実際私も過去に遅刻癖のあるフリーランスと現場仕事で関わったことがあるが、実際に顔を見るまで全く気が休まることがなく、とてもストレスを感じたことを覚えている。

2. 仕事道具や準備への無頓着さ

機材の充電切れ、資料忘れ、機材トラブル。これは消防士が現場にホースを忘れるのと同じ。笑えない冗談だ。

私の経験ではライブ配信や撮影終了後の片付けにもそのフリーランスの人生や人間性が透けて見えると感じる。

3. “トロい”は最大の欠点

行動が遅い。判断が鈍い。段取りが悪い。100m走にスリッパで出るようなもの。勝負になるはずがない。

慌てる必要はないが、急がなければならないのがビジネスの世界だ。スピードは品質を測る最たるものだと私は思う。

4. 約束を軽く考える

「やっときます」って言ったのにやってない。これはもう詐欺師の入り口だ。

全くにならないようだが実際の現場ではよくあること。私の周りの多くの社長が言っているがフリーランスの半分はこの部類に該当する。

5. 報連相や確認が遅い・忘れる

進捗を黙ったまま放置したり、「そんなこと言いましたっけ?」と忘れていたり。これは“信用の時限爆弾”だ。爆発した時には手遅れ。

うっかり忘れることは誰でもあるが、頻度が高い自分をコントロールできない人はフリーランスはやめた方がいい。

6. 言い訳ばかりする

「環境が悪くて」「忙しくて」——。環境のせいにしても、信用ポイントは1ミリも回復しない。

遅刻をしても交通渋滞のせいや電車が遅れたせいにする人を見たことがある。交通渋滞は当たり前だし電車は遅れるのもよくあること。それを踏まえて行動スケジュールを立てるのがフリーランスだ。そんなこともわからないならフリーランスはもとより社会人には向かないだろう。

7. 期限を守ってもクオリティが低い

納期だけは守った。でも内容はスカスカ。これは「冷めたカップラーメン」を出すようなもの。誰も食べたいと思わない。

品質はどんなビジネスでも最低条件。品質を落として納期を守るという発想をするのはフリーランスには向かない。
いかに効率力よく品質を保って制作物を作り納品するかがプロだ。

8. レスポンスが遅い

チャットやメールの返信が遅い。それだけで「大丈夫か?」と不安にさせる。レスポンスの速さは、才能よりも信用を示すシグナルだ。

雇われてる職人ならそれでもいいかもしれないが、フリーランスとしてビジネスの代表をするには資質と覚悟がないと言える。

9. 相手の時間を奪う

会議に準備不足で来る。確認不足で質問を繰り返す。これは相手の時間をゴミ箱に投げ込んでるのと同じだ。

遅刻する人間も同じだが、こういった人種は他人の時間を奪っているということへの罪悪感がほとんどない。

10. 態度が軽い・雑

仕事を“友達感覚”でやる。敬語が雑、返信も雑。小さな雑さが積み重なって「この人に任せるのは怖い」と思われる。

軽く引き受けるから軽く断ってくることがよくある。

受けた仕事を断ることはもう二度とその人とは仕事で関われないと思った方がいい。

実際にあった「信用を失った例」から学べ

信用を失うフリーランスの行動例は、観客席から見ててもツッコミたくなるくらい典型的です。

いい加減なフリーランス

打ち合わせの直前に資料を作り始める

「今から作ります!」って会議30分前に作業開始。
それはもう資料じゃなくて「殴り書き」だ。相手の信用を削るのに最短ルート。

提出期限の数時間前に慌てて仕上げる

納期にギリギリ間に合った? それは“泳げない人がギリギリでプールから上がった”のと同じだ。
見てる方はハラハラするだけで、「また任せたい」とは絶対に思わない。

事前に確認すべきことを当日に慌てて聞く

これはもう、「試験当日に教科書を開く学生」と一緒だ。
本人は必死でも、周りから見たらお笑いだ。

信用を得るフリーランスの当たり前習慣

一方で信用を勝ち取るフリーランスは、特別なことをしているわけではありません。
ただ「当たり前のことを、当たり前以上にやっている」だけです。

信用を得るフリーランスの当たり前習慣

期限より前倒しで動く

納期前に提出する。それだけで相手は「おっ、この人安心できる」と思う。
「ギリギリ提出」は普通、「前倒し提出」は信頼だ。

プロとしての準備力

資料や機材、スケジュールを完璧に整えて現場に入る。
これは野球選手がグローブを忘れずに球場に来るようなもの。そんなのプロ失格だ。

相手の安心感を最優先する

結局のところ、信用とは「この人なら大丈夫」と思ってもらえるかどうか。
それがある人だけが、次の仕事につながるのだ。

レスポンスの速さを徹底する

メールなら遅くとも4時間以内、チャットやLINEなら2時間以内には返信する。
理想を言えば、メールは2時間以内、チャットやLINEは5分以内。
レスポンスの速さは「あなたを信用して大丈夫か?」を相手が判断するシグナルそのものだ。

トータル山本

要するに普通の社会人です。
たまに社会不適合者だからとフリーランスになる方もいるようだが、こういった当たり前のことができないならば、フリーランスではなくアーティストにでもなった方がいいかもしれない。

アーティストなら自分の好きなように勝手気ままに作品を作っていても、誰の迷惑にもならないだろう。

フリーランスの信用に関するよくある質問

スキルと信用、どちらが大事?

信用だ。スキルは練習で伸ばせるが、信用は失ったら戻らない。

納期を守れば信用は保てますか?

守るだけでは不十分だ。納期は“最低限の義務”。信頼は「余裕を持った行動」で生まれる。

信用を取り戻す方法はありますか?

派手な逆転劇なんてない。小さな信頼を積み重ねるしかない。それが信用の現実だ。


【まとめ】信用こそ最大の武器。トロさを捨てろ

トータル山本

フリーランスに必要なのは、才能よりも信用だ。
信用がなければ、どんなスキルも宝の持ち腐れだ。

信用を失うトロい行動は、今日からやめろ。
たとえるなら、あなたは「自分で首を絞めながら走ってるマラソンランナー」だ。
そんなの、ゴールできるはずがない。

——と、ここまで偉そうに言ったが、実は私自身も過去に信用を失って痛い目を見てきた人間だ。
スケジュール管理が壊滅的に苦手で、歯医者の予約を間違えるなんて日常茶飯事。曜日を勘違いして1日遅刻なんてザラだった。

つまり私は、放っておけば信用クラッシャーそのものだった。

だからこそ、二度と仕事でチョンボをしないために、複数のスケジュール管理アプリをフル稼働させ、自分を監視しながら毎日を過ごしている。

信用は「未来の約束」では得られない。
今日、今この瞬間の行動の積み重ねだけが、信用になる。

だから今日から、トロさを捨てろ。
前倒しで準備しろ。レスポンスを早く返せ。相手に安心を渡せ。
信用を勝ち取るか、失うか。すべてはあなたの行動にかかっている